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autolink NA/W12-103 カード名:かけがえのない友情 なのは&フェイト カテゴリ:キャラクター 色:黄 レベル:0 コスト:0 トリガー:0 パワー:2000 ソウル:1 特徴:《魔法》?・《クローン》? 【永】このカードがアタックした時、あなたのキャラすべてに、そのターン中、パワーを+500。 『運命が、今静かに動き始めている――』 レアリティ:TD illust.藤真拓哉 2010/6/22 今日のカード。 魔法少女リリカルなのはA sのTD限定カード。 水着の音姫の互換カード。 「あなたのキャラすべて」であるため、このカード自体がアタック宣言した時点で実質2500となる。 「フェイト」?であるため使い魔アルフや狼形態アルフの恩恵も受けられ、 序盤から終盤までアタッカー兼サポーターとして使い易い。 ・関連ページ 「なのは」? 「&」? 「フェイト」? ・類似カード カード名 レベル/コスト パワー/ソウル 色 水着の音姫 0/0 2000/1 黄 夏祭りの智代&風子&渚 1/0 4500/1 黄 “守るべき絆”カナン&マリア 1/0 4500/1 黄
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アクセルフィン 飛翔魔法・フライアーフィンの強化版。高い瞬間加速性能を誇るが、細やかな機動が困難なため、緊急回避や、射撃距離を取る際などに主に使用される。 プロテクションパワード プロテクションの強化版。カートリッジロードによって得られる魔力を頼りにした強力な防御。魔力消費は著しいが、物理攻撃に対して特に強力な防御力を発揮する。 バリアバースト プロテクションからの派生魔法。発生させたバリア面に魔力を集中・爆散させることで、対象にはダメージと衝撃によるノックバック、 術者には爆風と衝撃を利用した後退をさせることによって、術者が射撃・砲撃のための距離を取るための魔法。 アクセルシューター ディバインシューターの応用型。操作反応の上昇による精密狙撃への対応、弾体の威力・貫通力・飛翔速度強化といった強化が行われている。 反面、術者が移動しながらの発射・制御が不能となっているが、最大12発のシューター同時発射と、 なのはの強力かつ精密な思念誘導操作によって成される弾幕は、中距離では攻防一体の武器となる。 相手の攻撃を迎撃可能な、精密かつ強力な射撃の嵐。それは射撃特化魔導師の魔力運用の理想型の一つである。 プラズマランサー フォトンランサーの強化版。貫通力に優れた槍状の弾体を高速直射するオーソドックスな射撃魔法ながら、 環状魔法陣を使用した加速発射システムを装備し、遠隔操作による再照準・発射も可能となっている。 攻撃やバリアに弾かれても簡単には破損しない強固な弾体と相まって、極めて高い目標到達性能を誇る他、 カートリッジによる魔力供給を前提とした大幅な威力向上も図られている。 ブリッツラッシュ 加速魔法。本人の高速機動の他、制御飛翔中の弾体に瞬間的な加速をかけることも可能となっている。 シュランゲバイセン レヴァンティンの連結刃形態・シュランゲフォルムを操作して繰り出す攻撃の総称。 蛇のようにうねる刀身は、背後・頭上・足下といった、通常時の剣形態・シュベルトフォルムの刃が届かない範囲まで攻撃が可能な他、 刀身を長く伸ばすことによって中距離戦をも制圧する。 陣風 刀身から衝撃波を放つ、攻防一体の斬撃。シグナムは主に射撃攻撃の打ち落としに使用する。 対話能力 ミッド式インテリジェンスデバイスほどではないが、ベルカ式アームドデバイスも一部に自我や人格に近い意識を保有しているものが存在する。 レヴァンティン・グラーフアイゼンの二機は、それぞれ意志に近いものを持っているようである。 ラケーテンハンマー ハンマーヘッド後部からの推進剤噴射による加速攻撃。初戦でなのはの防御を完膚なきまでに打ち砕いた、バリア破壊能力に長けた打撃攻撃。 シュワルベフリーゲン ヴィータの射撃魔法。本来射撃や誘導管制を得意としないベルカの騎士としては驚異的なほどに優れた誘導操作能力を見せている。 パンツァーヒンダネス ヴィータの障壁防御の全方位版。攻撃や移動を放棄した完全防御形態で、ここから状況に応じて障壁を解除し、反撃に転ずる。 スフィアプロテクション(同時発動) 保護対象の全方位を球状に覆う防御魔法。 主に空間攻撃などの全方位攻撃に対抗するための魔法であり、ユーノはそれを遠く離れた三人と自分の分、合計4つをそれぞれ同時に発動している。 サークルプロテクション 魔法陣を使用した空間防御。 地上で使用する場合は地面を中心に半球型の防護陣を生成するが、空中で使用する場合は二枚の魔法陣で挟んだ筒状の防護陣で内部の対象を守る。 アルフはこの魔法を、アースラ滞在中のユーノから教わったようである。 破壊の雷 闇の書の力を使用した広域攻撃魔法で、結界破壊の効果を持つ純粋魔力攻撃。 未完成状態の闇の書を行使すると、蒐集したページを大きく消費してしまい、減ったページは再蒐集によってしか戻らない。 守護騎士たちにとっては可能な限り使いたくない切り札と言える。
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念話 離れた相手に言葉を伝える。魔法の中でも初歩のもので、魔法を扱うもののほとんどすべてが使用できるが、 魔力を持たないものに言葉を伝えることはできない。 レイジングハート起動 術者の魔法使用を助ける端末を、自分の魔法資質に合わせた形状に生成・起動させる。 なのはが「魔法使いの杖」をイメージしたため、それに合わせて最適な形状に決定された。 バリアジャケット着装 術者の身を温度変化や衝撃から守る防護服を生成する。 なのはは「身を守る強い衣服」というイメージで決定したため、学校制服のシルエットを強く残している。
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魔法少女リリカルなのはA s ED 「Spiritual Garden」 あああ ちおあ ぐへあ むよい ゆおど くうた むごる おへり ばもり きらに ぶぜけ ねせは うふせ るざふ つまに にぎで ずそば いぬの きめぬ なべぜ べへけ ぜをご ろえに あへび そきし そべぞ がめの もこう つよと むろせ うるざ さらふ むあゆ おひあ すとた きばぬ つかぶ きだが ごぎて んぐな くざべ をけや しぎを あ
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COG RECON REPORT COG軍偵察報告 Found Desperate Stand 絶望的な防衛作戦 Recon tell us that a sinkhole has opened up in Jacinto. Never happened before. Great. We re sending troops ASAP to guard the perimeter of the hole, but we have no ideea what size/type of force expect. 偵察機からハシントに陥没エリアが出現したとの報告が入った。 遂に来たか。早急に部隊を派遣して周辺エリアの警備に当たらせなくてはならんが、 いったいどんな敵勢力を想定すればいいのか。 World s already gone to hell, guess this is the handbasket part. 我々の世界が加速度的に足元から崩れていこうとしているようだ。 Col. Victor Hoffman ビクター・ホフマン大佐 COG TAG CSID 911706-DZUHO-JN Found Aftermath-Desperate Stand We re staying behind to help with the evac. I ve been loading families onto Ravens all morning. The kids are scared as hell, but they won t want to be here in a few hours. Word is that Locust are starting to pile up through that sinkhole, and once they come full force, there ain t gonna be no more Jacinto. 我々は居残って避難の誘導に当たっている。 家族連れをレイヴンに乗せるのに午前中一杯かかってしまった。 子供達は怖がっているが、あと数時間もすれば、此処にだって居たくはなくなるだろう。 そろそろローカストが陥没エリアから大挙して押し寄せてくるらしい。 それが本当なら、ハシントもいよいよ最後だろう。 I just hope they save some Ravens for all us Gears too. ここに残っている我々兵士の為にも、レイヴンを何機か残しておいてくれるといいんだが。 Sgt. Devon Jackson デヴォン・ジャクソン軍曹 JACINTO SENTINEL NEWSPAPER ハシント センチネル新聞 Found Aftermath-Free Parking ・Hollow Storm! 地底の嵐! COG forces struck at the heart of the enemy yesterday, delivering a devastating attack that has the Locust reeling. An enormous fleet of Assault Derricks, Grindlifts, Centaurs, and King Ravens attacked the Locust-occupied city of Landown, and thoousands of Gears are now beneath the surface of Sera, wreaking havoc in the Locust Hollow. COG軍は昨日ローカスト軍の心臓部を急襲、 敵を壊滅状態に追い込む徹底的な攻撃を加えた。 多数のアサルトデリック、グラインドリフト、ケンタウロスおよびキングレイヴンからなる 大部隊は、ローカストに制圧されたランダウン市内に進攻した。 今や惑星セラの地底には何千人ものCOG兵士が降下し、 ローカストの本拠地で戦闘を続けている。 ・Chairman Prescott Danies Ruomors of Another Safe Haven プレスコット議長、新避難所の噂を否定 Rumors of another human safe haven continue to circulate around Jacinto, but Chairman Prescott denied them, saying,"I wish that were the case, believe me. There s nothing we need more. But unfortunately, Jacinto is our last, best hope. We must protect this city at all costs." 新しい避難所が設置されたとの報告がハシントで広まっているが、 プレスコット議長は噂を否定するコメントを発表した。「正直な所、私も噂を信じたい。 誰もが望む物であるのだから。しかし残念ながら、我々にとってハシントこそが最大の希望だ。 どの様な犠牲を払おうとも、この街を守らねばならない」 COG TAG CSID 444526-MI2K9-3B Found Aftermath-Tenuous Footing I saw the sky again today. Blue and bright, I watched the Raven take off into it. Could barely see the details, my vision s all blurry now from coughing so much and the punches from that Locust jailer, but I can see enough. 今日、再び空を見ることが出来た。青くて明るい空に、レイヴンが飛び立っていくのをこの目で確かに見た。 酷い咳だし、ローカストの看守に殴られまくったせいで目が霞み、はっきりとは見えなかったが、 それでも満足だ。 Never thought I d see it again, but I escaped. I made it... I Survived the Hollow. もう二度と空など見られないと思ってたが、逃げだせたんだ。やった…地底から生きて帰ったんだ。 And I got that little girl and her family on that Raven. Took these bullets, but I saved that family... no medics around now, but that s okay. それに、女の子とその家族をレイヴンに乗せる事が出来た。 弾は喰らったが、あの一家を救ったのは俺だ。メディックは来ないが、まあいいい。 The sky is so bright, and I finally feel all right, kinda warm... and I keep hearing that little angel telling e thank you, her sweet little voice... She said she d pray for me... she said she d pray for us all... 空は眩しくて、いい気分で、暖かくて…耳の奥に、まだあの子の声が聞こえる。 天使みたいな声で俺に有難うって、あの可愛らしい声で… 俺のためにお祈りしますって…皆さんの為にお祈りしますって… Sgt. Jonathan Harper ジョナサン・ハーパー軍曹 STRANDED S JOURNAL ある難民の日記 Russel ラッセル Found Aftermah-Teneous Footing Finally, we reached Jacinto. やっとハシントに着いた。 All that time it took getting here from Montevado, all the risk, but we finally made it. We re finally gere, can finally sleeo at night without worrying about Locust or Kryll attacking in the night. Natalie is so happy, makes me smile like I haven t in a long time. モンテヴァドからここまで、危機の絶えない辛い道のりだったが、遂に辿り着いたんだ。 もうローカストやクリルの夜襲を心配せずに眠れる。 ナタリーが喜んでいるのを見ると、俺も久しぶりに笑う気になれる。 I ll be signing up for Lifeboat tommorow, they won t be processing my paperwork for a week or so, after this Landown assault. But after that, I ll be a conscript... and I m okay with that. 明日、ライフボートプログラムに参加を申し込もう。でも、このランダウン攻撃の後では、 手続きは数週間待たされそうだ。何れにしろ召集される事は確かだ… それはそれで構わない。 I m just happy we made it to Jacinto... and my family is finally safe. Guess there really is someone up there looking for us. 何より、家族全員がハシントまで辿り着けたのだから、俺は幸せだ。 やはり、神は本当に居らっしゃるのかもしれない。 Russel ラッセル
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カートリッジ作製 他に供給源を持たない騎士たちは、バックアップ担当であり、戦闘で大きな魔力を必要としないシャマルが単身でシグナム・ヴィータの分のカートリッジを作製している。 バックス能力の高いシャマルは、他の三人に比べて、若干少ない魔力で圧縮率の高いカートリッジを作製することが可能なようである。 スティンガーブレイド・エクスキューションシフト クロノの中規模範囲攻撃魔法。魔力刃「スティンガーブレイド」の一斉射撃によって、場を制圧する。 爆散する魔力刃による資格攪乱の効果もある。 レイジングハートエクセリオン ベルカ式カートリッジシステムを搭載し、自らの意志で生まれ変わったレイジングハート。追加部品名は「CVK792-A」。 6連装オートマチック式のカートリッジシステムである。 基本形となるアクセルモードでは「加速(アクセル)」の名の通り、射撃魔法における弾体の加速と威力強化に徹底したリソース振りがされており、 中距離射撃と誘導管制、早い攻撃に対する強靭な防御を含めた中距離高速戦専用のモードとなっている。 バリアジャケット セイクリッドモード レイジングハートが再構築した、なのはの新型バリアジャケット。 詰め襟状のインナースーツ、肩部のフィールドジェネレーター(赤い宝石)追加、 袖部の強化・グラブの追加など、主に上半身の防御性能強化に対して徹底したこだわりが見られる。 反面、構築・維持のための魔力消費量は大きく、同時にもとより重めだった機動がさらに重くなる強化のため、 なめらかな回避運動や出入りの激しい高速機動戦は若干困難になったが、なのはの優れた射撃制御能力と空間戦術を信頼しての選択のようである。 バルディッシュアサルト ベルカ式カートリッジシステムを搭載し、自らの意志で生まれ変わったバルディッシュ。追加部品名は「CVK792-R」。 6連装リボルバー式のカートリッジシステムである。 「白兵戦(アサルト)」の名の通り、近接~中距離射撃戦を得意とするフェイトのため、双方にバランスよくリソースを振っている他、 純粋な近接武器としての強度や堅牢性にも重点が置かれており、打撃・斬撃の打ち合いで破損することがないようなセッティングがなされている。 リボルバーユニットを覆うコッキングカバーが、撃鉄の役目を持つと同時にユニットの保護も兼ねているのも、その思想の現れである。 フェイトの武器として不足なく働けるようバルディッシュが選択した、「閃光の戦斧」の新たな姿である。 バリアジャケット ライトニングフォーム バルディッシュによってリファインされた、フェイトの新型バリアジャケット。 基礎ラインはそのままに、前回負傷を負わせてしまった左手部・足回りの装甲化をはじめ、高速機動補助の機能が強化されており、 速度・運動性・装甲化部分の物理防御性能が格段にアップしている。 構築・維持のための魔力消費増加は、強化部分の限定の分、なのはと比較すると幾分控えめで、 機動・攻撃特化型のフェイトの魔力運用の邪魔をしないよう細心の注意を払って調整された、極めてバランスの良い防護形態である。
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通信妨害 念話・思念通話等の、魔法的な通信を阻害するフィールドを形成する。 電波や無線等の妨害も可能だが、病院という施設、市街地という状況からそれらはカットしていない。 フィールド範囲内ではシャマルのクラールヴィントを介してのみ通信が可能となるが、範囲外との通信はシャマル自身も不可能となる。 プロテクション なのはの基本防御魔法。衝撃・魔力攻撃を防御面で防ぐことを目的としたオーソドックスな防御魔法だが、 なのはは魔法習得の当初から使用していたこともあり、その練度は高い。 フランメ・シュラーク ヴィータの魔力付与系打撃攻撃。命中時に高温燃焼を伴う爆破、着弾点焼夷効果を追加発生させる高威力打撃。カートリッジを一発消費する。 ソニックフォーム フェイトのバリアジャケットの換装形態。基本的な防御機能を徹底的に廃し、装甲防御を「受け」を行うための両手両足のみに集中。 さらに両手足に高速機動補助魔法「ソニックセイル」を常時発動。素早い近接戦闘のみを想定した、超高速機動型の形態。 運動性能と機動性、攻撃速度が圧倒的に上昇する分、防御力はほとんど無いに等しいような状態で自らの加速や攻撃の余波に耐えるための最低限の機能しか有していない。 通常の戦闘では考えられないほどの異様な特化は、フェイトが自らの最大の利点である「速度」に全てを賭けた決意の現れでもある。 プラズマランサー 単発での生成は、発射速度・弾速度・威力を一発に集中するため。 シグナムに対する警戒も解いてはいないため、行動のための魔力リソースを残すという意味合いもあるようである。 ミラージュハイド 空間に溶け込む迷彩効果を自己の周辺に発生させる魔法。 完全迷彩状態で攻撃や魔法発動等の行動を行うのは困難だが、高レベルの術者が静止状態で待機していれば、探査や検知の魔法にもかかりづらくなる。 フープバインド 拘束輪を複数同時に発動し、輪の拘束によって捕らえることで対象を固定する。 バインド魔法の基本、リングバインドの発展応用系で、大きな輪の状態で生成したものを対象の周囲に複数発生させることで、視認後の回避を困難にしている。 カード 魔法陣が刻まれた、魔力の込められたカード。デバイス内での炸裂を必要としない、簡易型のカートリッジのような働きをする使い捨ての魔力蓄積装置。 長期間に渡ってカード一枚ずつに自らの魔力を蓄積し、貯めていたものと思われる。 ホイールプロテクション 防御面に魔力の渦を生じさせることで、受け止めた魔力・威力を高い効率で消滅させる効果を持つバリア系魔法。 クリスタルケージ 拘束魔法の一種で、空間に固定するバインド系ではなく、物理的な「檻」を形成して閉じこめるケージ系魔法。 発動後は魔力リソースを使用しないことから、バインド系で捕獲した相手をさらに強力に拘禁する等の目的に使われる。 真なる覚醒 完成した闇の書は、二つの機能を有するようになる。 ひとつは、闇の書本体が持つ「巨大ストレージ」…騎士たちが蒐集したコアに収められた膨大な魔力と魔法のすべてがそこに収められた蓄積庫としての機能。 もうひとつが「主を守る究極の甲冑」、闇の書管制人格と融合システムの正式起動による融合型デバイスとしての機能。 守護騎士たちと同様のシステムで具現化する管制人格は、主の肉体と融合し、その能力のすべてを主に委ね、主の力となる。 融合型デバイス ユニゾンデバイスとも俗称される。ベルカにおいて開発されたデバイスの形式で、ミッドチルダ式インテリジェントデバイスの設計思想をさらに極端化したもの。 自らの意志を持つデバイスに完全な人の姿と意志を与え、状況に応じて術者と「融合」することで魔法管制と補助を行う。 この形式では、他形式のデバイスを遥かに超える感応速度や扱うことのできる魔力量を得ることができるが、 融合適性を持つ術者の少なさ、さらに各術者の性質に合わせた微調整や適合検査の必要といった手間が生じ、 さらに、本来は融合時の術者の意識喪失などのための緊急措置として設定されていたデバイスが主の意志とは無関係に、 単独で術者の体を使用・魔力行使を行えるという性質が、時に「デバイスが術者の体を乗っ取り、自律行動をとってしまう」という「融合事故」を起こす事件も発生し、 実際の製品化には至ることのなかった方式である。 融合型デバイスの特徴の一つとして「術者の姿の変化」があげられる。正しく使用している場合でも髪・瞳の変色などは特に顕著に現れるが、 融合後の姿が術者とデバイス、どちらの外観に近いかが、術者が融合型デバイスを使いこなせているか否かの判断材料となる。 なお、術者がデバイスを使いこなすことができず、制御不能の状態の場合、完全にデバイス側の外観になってしまうこともある。
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13人の超新星(7) ◆WslPJpzlnU 持っていかれたな、というのが正直なところの感想だった。 浅倉の見やる先で巻き起こる新たな戦い、それは赤と黒の高速戦闘だ。さながらルーレットのように両者は旋回し、しかしながらルーレットならざる身ゆえに、幾度となくぶつかり合う。 「うううううううううううううううううううぅぅぅぅぅ!!」 「ぐ……!」 圧倒的な猛攻を加える女に対し、天道を秘める赤い仮面ライダーが攻勢に転じることはない。 専守防衛だ。過剰なほどの外殻を切り離し、スマートな体格となった姿だからこそ攻撃に応じることが出来るが、同時に衝撃をもろに受けることになっているのか、その挙動と声には苦しみが滲んでいた。 (馬鹿が……) 攻めれば良いものを、と麻倉は思う。精々俺が行くまで生き延びろ、とも。 「浅倉ぁ……!」 名を呼んで振り向き、眼前に迫る靴裏をベノサーベルで払いのけた。 どれほど強固にして強靭な脚なのだろう、斬れることも削れることもなく、迫る脚は弾かれただけで終わってしまった。だがそうした動きの乱れさえも利用して、蹴りの連続は発動する。 「死ね!」 「ダラぁ!」 右に払い、 「消えろ!!」 「ウラぁ!!」 左に払い、 「潰れろ!!!」 「オラぁ!!!」 受け止めて、 「「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああーーーー!!」」 重複する叫びに互いを弾き合った。 じゃ、というアスファルトを擦る音を引き、2人の仮面ライダーは距離を開ける。 「殺してやるぅ……」 ベノサーベルを構える浅倉に対し、緑の仮面ライダーがとる姿勢はまるで野獣のようだ。 中腰の姿勢で腰を折り、尻を高々と掲げる態勢。両肘はだらりと路上につき、掌はアスファルトを愛撫するかのようだ。全てを睨み上げるようにひねられた首には、死体に睨まれているような心地がする。 まさしく幽鬼といった風情だ。 「悪くねぇ」 考え無しに加虐したものの、ここまで形になるのは予想外だった。てっきりあのまま、地と嘔吐の中に倒れ、適当に誰かに踏み潰されて終わるものだと浅倉は思っていたのだ。 しかし今、少女は仮面ライダーとして自分と拮抗する。 悪いのは自分の体調だった。 (……っ) ミラーワールドに引きずり込む以前のこと、相川との戦いで受けた傷が痛む。今の応酬で傷が開きつつあるのだろうか、しかし鎧の上からでは自覚症状以外に被害を把握する術はない。 (だせぇなぁオイ) せっかく盛り上がってきたというのに、始めた自分がこれでは楽しめない。 もっと滾れよ、と浅倉は自らの体に思う。 と、 「……当たり前よぉ」 聴こえたのは相変わらずの陰気な声だった。緑の仮面ライダーが、姿勢を一定させることもなく、ゆらゆらと揺れながら声を吐き出している。 「悪いのはぁ……全部あんたぁ…………私は清廉潔白良い子ちゃんなんだからぁ…………」 「言ってろ」 高揚しつつある感情を剣に込め、踏み出した脚で緑色の頭を狙う。 対する緑の仮面ライダーも急激な動き、猫背を戦闘にした跳躍はまるで烏賊か蛸のようだ。そのままもんどりうって前転、ベノサーベルの刀身と交差するようにして、踵をこちらの顔面へと振り下ろす。 そして、 「……!!!?」 強烈な閃きに目が眩み、怯んだためにお互いの攻撃を受ける形となった。 「がっ!」 浅倉は顔面から吹っ飛び、 「ぎゃんっ!」 緑の仮面ライダーは胸を斬りつけられて火花を散らす。 転げ回る2人の姿の姿は白と黒の二色刷り、余りにも強い光が有色を殺し、光当るところを白、当らぬところを黒と明瞭簡潔に切り分けたのだ。 2人だけではない、大通りの一角は、まるで太陽が降り立ったように輝いている。 否、降り立ったのは雷か。 それとも、神か。 「……溶解だと!?」 それは浅倉だったかもしれないし、緑の仮面ライダーだったかもしれないし、他の誰かかも知れなかった。しかし言われた通りの事実が発生している。 大通りに並ぶビルの1つが、突如として融解したのだ。 じゅ、と蒸気をあげるコンクリートはまるで溶岩といった風体、瓦礫を呑み込み、手前の歩道を伝って、大通りのアスファルトにまで生コンを垂れ流す。 そして、コンクリートの泥から現れるのは巨大な、 「野犬?」 違う。それは流動によって野犬の形をとりつつある、ビルの鉄骨だ。1棟分の鉄材は帯電によって光を迸らせ、表面を真っ赤に灯らせた溶岩のように変形していく。ビルの4隅は4脚となり、天に向かって伸びる長方形は高さを落とし、引き換えに前後へと太くまとまる。 「……ふっ! とっ! どっ! きィーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」 声がしたのは、鋼の巨犬の頭部辺りだ。人間で言うならばうなじ、頭部と首の境目あたりに、長い耳たぶを振り乱す雷の男がいる。 いる、というよりも、合一している。 四肢を雷電に変化させた男は四つん這いにも似た姿勢だ。4つの雷電は巨犬の内部へと浸透し、未だにそれを赤く輝かせる力の原動力となっているようだ。 「“雷治金”応用版ーー“雷獣・鉄”!! 雷なる我が手足を通わすことで鋼鉄は現在進行形で形を変える!! その重量! その高熱!! その高圧電流で!!! 路上にこびりつく炭となるがいい!!!」 ベノスネーカーに匹敵する巨体で、赤熱する鉄犬は遂に歩き出す。歩くたびに道路は赤く変色し、足裏のままに硬度を緩めて陥没していく。男の言う通り、度を超えた熱量と重量が為せる業だ。 『…………!!!』 鉄犬が音もなく吼える。 生物ではないそれに声帯や肺などある筈はなく、四肢を踏ん張らせて顎を開いたところで、浅倉達はそよ風一つ感じることはない。 ただし、巨体が発散する熱気と稲妻はその限りではない。鉄犬の出現とともに周囲の気温は上昇し、体毛のように迸る電気は頻繁に弾け、変動する明度と炸裂する電気の末尾が視覚と聴覚は撹乱する。 鉄犬よりも遥かに小さな浅倉としては、鉄犬の首に乗っている雷の男の姿は見ることができない。 しかし、その声は明確に聞き取れた。 「まずは貴様からだ“紫鎧”! 愚考と愚挙に全身の体液を流して詫びるが良い!!」 芸も細かく、鉄犬の凶暴な顔が浅倉を見据えた。 「人を鎧の色で呼びやがって……」 文句を漏らすが、しかし内心ではそれほど悪い気持ちではない。 何故なら、未だ出さずにいる力を発動する機会を得られたからだ。 「お前等ぁ!」 浅倉の呼びかけに答えたのは、怪物達だった。 『GYAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAーーーー!!』 『SYAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAーーーーーーーーーー!!』 『VOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!』 深紅、紫紺、燻銀、それぞれにそれぞれの色を持つ怪物達が一斉に並び立つ。浅倉に、正確には浅倉が使うカードデッキに隷属するミラーモンスター達だ。 だがそれさえも雷の男は嘲笑う。 「ヤハハハハハ! 珍獣を並べたところで私に敵うと思ったか!?」 彼我の戦闘力の差が解るのだろう。浅倉ですら解るのだ、雷の男に解るのもまた道理。 だから、浅倉は三たびにベノバイザーを現してスリットを起こす。 バックルのカードデッキから抜き放たれるカード、その名は、ベノバイザーが眼光を点滅させて告げる。 『UNITE VENT』 それは王蛇のカードデッキだけが持つ、特殊なカードだった。 『『『OOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOーーーーーーーーーー!!!!』』』 「……!!?」 バイザーの宣言に呼応して同時に叫ぶ化物、それに気圧されたのか、雷の男は一歩たじろいだ。 それは、カードの効力が果たされるには十分過ぎる時間となる。 『VOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!』 変化の始まりはメタルゲラスだった。 もがくようにして外殻を掻き毟り、人型の犀が唐突に倒れる。だがそれは立てないほどの痛みや苦しみがあるからではない。犀として本来の姿、4脚によって体躯を支えることを目的としていたのだ。野太い両腕が道路に突き刺さる。 続いての変化は体積だ。 お、と吐瀉を寸然にしたような呻きを幾度も零し、メタルゲラスの体がどんどんと膨れていく。まるで空気を吸い込んでいく風船のように、外殻同士の接続を解き、赤紫の体色を露出させる。 今やメタルゲラスの体躯は、ビルの2階辺りまで肩が届く大きさだ。 それを待ち受けて動いたのは雷の男、ではなく、天地からメタルゲラスへと迫る2つの長胴だった。 地にはベノスネーカー。 天にはドラグレッダー。 それらは一様にメタルゲラスの背後へと回り込み、そして背中へと飛び込んだ。 『GYAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!』 『SYAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAーーーー!!!』 メタルゲラスの背中と頭部が発光し、いかなる変容がなっているのかは把握出来ない。しかし光の中を大蛇と飛龍が左右に並列しながら進み、野太いうなじへと至り、遂にはメタルゲラスの顎より上を削ったのだった。 消えてしまったメタルゲラスの頭はどこにいったのか。答えはドラグレッダーとベノスネーカー、いやさそれらであったものの頭部にある。 ドラグレッダーだったもののに右半分を、ベノスネーカーだったものに左半分を分ち、覆い隠してたのだ。今やメタルゲラスの頭部は龍と蛇の顔を半分だけ隠す仮面となっていた。 そして2体の化物を“だった”と過去形にする理由は一つ。 発光が止んだ今、メタルゲラスの背へと突っ込んだそれらは、メタルゲラスの体と融合しているからだ。 最早そこに立つのは3体のミラーモンスターではない。最強と、最悪と、最硬を兼ね揃える、帝の名を冠する化物だ。 『『ZYAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAーーーーーーーーーー!!!!』』 巨大化したメタルゲラスの体を胴体とし、右にドラグレッダー、左にベノスネーカーの首を生やす四足の地龍は、歓喜のままに2本の尾を振り回して周囲のビルを抉り裂いている。 今や轡を並べる龍に、無双の名は失われた。 番う頭の龍を表すは又を並べた双の一語、虚無は無として新たなる契約モンスターが生まれた。 双帝ジェノサイダー・アレンジ、浅倉はそれをそう呼ぶことにした。 『『ZYAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAーーーー!!』』 「……小賢しい!!!」 もはや力も体躯も鉄犬と同等以上になった化物が、2つ並んだ顎を先駆けにして突撃する。 『『ZYAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAーーーーーーーー!!!』』 「…………!!!」 双頭の化物と、異形の巨犬が正面から激突した。 轟音と火花が2体の設置面より弾け、大きく開けた大通りを震撼させる。 「ぬうぅ……!!」 『『ZYAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAーーーーーーーーーー!!!』』 猛牛など比べるべくもない突撃力の応酬、しかし分はジェノサイダーの方にある。 鉄犬の重量、熱量、帯電を受けてなお拮抗しうるジェノサイダーを前にして、それだけの特殊効果を満足に通用させられなかった鉄犬が、いつまでも拮抗を維持することなど出来るはずがなかったのだ。 「がぁあああああああぁぁぁぁぁぁーーーー!!」 雄叫びも虚しく、ジェノサイダーに押された鉄犬は、首に乗せた雷の男ごと背後のビル群に押し倒される。 舞い上がる粉塵と蒸気、鉄もコンクリートもアスファルトも、ジェノサイダーの圧力と鉄犬の熱量が蒸発させた。噴煙と悪臭が路上を包み、だがその中で剣戟は再開される。 浅倉もだ。舞い上がる土埃を貫いて、緑の仮面ライダーが飛び蹴りとともに現れる。 「浅倉ぁーーーーーー!!!」 「はははっ!!」 憎悪に答えるのは歓喜、武器としての靴裏をベノサーベルが迎え撃つ。 (……楽しい!! 楽しくて仕方がないなぁ!!!) 浅倉の胸中は歓喜で渦巻いていた。 何もかものが望み通りだ。本来ならばもう仮面ライダーならざる者は全て消滅しているだろうに、それが起こらない不思議も気にならない。というよりも、思い浮かぶことさえない。 ただ浅倉威は、自らが開いた修羅の庭を堪能するだけだった。 【浅倉威@仮面ライダーリリカル竜騎】 【状態】仮面ライダー王蛇、疲労(中)、全身ダメージ(中)、右手に火傷 【装備】カードデッキ(王蛇)@仮面ライダーリリカル竜騎、ベノサーベル 【道具】サバイブ“烈火”のカード@仮面ライダーリリカル竜騎、カードデッキ(ベルデ・ブランク体)@仮面ライダーリリカル竜騎 【思考】 基本:戦いを楽しむ。戦える奴は全員獲物 1.紫髪のガキ(柊かがみ=仮面ライダーキックホッパー)を手始めに殺す 2.エネル→天道→キング、相川始、金居→その他手近な参加者、の順で戦う 3.鎌を持った奴(キャロ)、フェイト、はやて、ヴィータ、シャマル、ユーノと戦う 4.首輪を外したい 5.プレシアに「規定人数を殺害した参加者には希望した人間の居場所を教える」という特典を採用してほしい 【備考】 ※プレシアは殺し合いを監視しており、参加者の動向を暗に放送で伝えていると考えています ※ヴィンテルシャフトのカートリッジシステムに気付いています ※カブトに変身できる資格があるかは不明です ※なのは、フェイト、はやては自分の知る9歳の彼女達(A s)とヴィヴィオの言っていた大人の彼女達(StS)の2人がいると考えています ※カードデッキの使用制限時間が極端に短縮している事に気付いていません 【柊かがみ@なの☆すた】 【状態】仮面ライダーキックホッパー、ツインテール剥離・頭皮出血、肋骨数本骨折、やさぐれ(極) 【装備】ゼクトバックル(ホッパー)@魔法少女リリカルなのは マスカレード、ホッパーゼクター@魔法少女リリカルなのは マスカレード、ホテルの従業員の制服、ストラーダ(待機状態)@魔法少女リリカルなのはStrikerS 【道具】なし 【思考】 基本:みんな死ねばいいのに 1.浅倉威を最優先で殺す 2.他の参加者を皆殺しにして最後に自殺する 【備考】 ※デルタギア装着により放電能力を得ました ※心身に対するショックで、一部の参加者やそれに関する知識が戻っている可能性があります ※極度の錯乱状態です。自分以外の生物全てを分け隔てなく憎んでいます ※変身時間の制限にある程度気付いています(1~1時間30分程度の間隔が必要という事まで把握) ※エリアの端と端が繋がっている事に気付いています 【エネル@小話メドレー】 【状態】“雷治金”発動中、疲労(中)、胸に打撲痕(大)、全身に切傷(小)、『死』に対する恐怖、激怒 【装備】巨大な犬型鉄像(“雷治金”により形態操作中) 【道具】支給品一式、顔写真一覧表@オリジナル、ランダム支給品0~2 【思考】 基本:主催含めて皆殺し。この世界を支配する 1.この珍獣(ジェノサイダーA)めがぁ~~!!! 2.この場にいる全参加者を皆殺しにする 3.浅倉威からカードデッキ(王蛇)を奪う 4.ヴァッシュに復讐したい 【備考】 ※心網の策敵範囲がおよそ1エリア分だと気付いています ※黒い鎧の戦士(カリス=相川始)、はやてと女2人(=シャマルとクアットロ)を殺したと思っています ※自身の制限およびゴロゴロの実の能力を使っても首輪が外せないと気付いています ※なのは(StS)のことはうろ覚えです ※なのは、フェイト、はやてがそれぞれ2人ずついることに気付いていません ※背中の太鼓を2つ失い、雷龍(ジャムブウル)を使えなくなりました ※ヴァッシュに『参加者の現在地と生死を把握する能力』があると思っています ※ヴァッシュに対する恐怖と怒りで“心網”が使えなくなりました。払拭された場合のみ使用可能になります 【ジェノサイダー・アレンジについて】 ・ベノスネーカー、メタルゲラス、ドラグレッダーがユナイトベントで融合した形態。10000AP ・四つん這いのメタルゲラスの背中が、ベノスネーカーとドラグレッダーと癒着している。メタルゲラスの頭部は左右で分断され、それぞれベノスネーカーの顔左半分とドラグレッダーの顔右半分を覆っている ・ベノスネーカーの口から強酸を、ドラグレッダーの口から火炎を吐く。どちらも単体でのものより強い ・極度のダメージを受けると3体に分解する。各個体はジェノサイダーAと同等のダメージを維持する ・ファイナルベント:ストームスディ(11000AP) アクション順序 ・ジェノサイダーAの背を駆け登り、敵の直上へ跳ぶ ・2つの頭部が吐き出した火炎と硫酸を脚に巻き付ける ・敵に垂直からの蹴りをぶつける ・衝撃で火炎と硫酸が解放され、大規模な粉砕・灼熱・溶解の渦が発生する ・ジェノサイダーAの胸部にブラックホールが開き、舞い上がった全てを呑み込む 【共通の備考】 ※F-6 レストラン前(ミラーワールド)に以下のものが落ちています ・相川始のデイバック(ベルト破損) 収納:支給品一式×2、パーフェクトゼクター@魔法少女リリカルなのは マスカレード、録音機@なのは×終わクロ ・浅倉威のデイバック 収納:支給品一式×2、ヴィンデルシャフト@魔法少女リリカルなのはStrikerS、肉×10kg、魚×10kg、包丁×3、フライパン×2、食事用ナイフ×12、フォーク×12、レヴァンティン(待機状態)@魔法少女リリカルなのはStrikerS、ライディングボード@魔法少女リリカルなのはStrikerS ・柊かがみのデイバック 収納:支給品一式、Ex-st(残弾なし)@なのは×終わクロ、柊かがみの制服(ボロボロ)、スーパーの制服、ナンバーズスーツ(クアットロ) ・キース・レッドのデイバック 収納:支給品一式、ヴァッシュのコート@リリカルTRIGUNA s、首輪×2(優衣、なのは@A s)、優衣のデイバック【収納:レリック(No.・)@魔法少女リリカルなのはStrikerS】、カレンのデイバック【収納:支給品一式、ランダム支給品0~2】、アンデルセンのデイバック【収納:各種弾薬30発ずつ、カートリッジ×13、レイトウ本マグロ@魔法少女リリカルなのはSTS OF HUNTER、杖@ゲッターロボ昴】 ・アレックスのデイバック 収納:支給品一式、Lのデイバック【収納:首輪探知機(電池切れで使用不能)、ガムテープ@オリジナル、ラウズカード(ハートのJ、Q、K)@魔法少女リリカルなのは マスカレード、レリック(No.・、幻術魔法により花に偽装中)@魔法少女リリカルなのはStrikerS、首輪(シグナム)、首輪の考察を記したメモ】、ザフィーラのデイバック【収納:支給品一式、ランダム支給品1~3】 ・金居のデイバック(ビル内部) 収納:支給品×2、トランプ@なの魂、いにしえの秘薬(残り7割)@魔法少女リリカルなのはSTS OF HUNTER、砂糖1kg×8、USBメモリ@オリジナル ・キングのデイバック 収納:支給品一式、おにぎり×10、ハンドグレネード×4@魔法少女リリカルなのはStrikerS、ギルモンのデイバック【収納:支給品一式、RPG-7+各種弾頭(榴弾5/照明弾2/スモーク弾2)@ACE COMBAT04 THE OPERATION LYRICAL、トランシーバー×2@オリジナル】、アグモンのデイバック【支給品一式、菓子セット@L chenge the world after story】、C.C.のデイバック【支給品一式、スティンガー×5@魔法少女リリカルなのはStrikerS、デュエルディスク@リリカル遊戯王GX、治療の神 ディアン・ケト(ディスクにセットした状態)@リリカル遊戯王GX】 ・アーカードのデイバック 収納:支給品一式、拡声器@現実、首輪(アグモン)、ヘルメスドライブの説明書 ・ヴィヴィオのデイバック 収納:支給品一式、フェルの衣装、クラールヴィント@魔法少女リリカルなのはStrikerS、レークイヴェムゼンゼ@なのは×終わクロ、ヴィヴィオのぬいぐるみ@魔法少女リリカルなのはStrikerS ・天道総司とヴィヴィオが争うビルの側に爆砕牙@魔法妖怪リリカル殺生丸が突き刺さっています ・万丈目準のデイバック 収納:支給品一式、考察などを書いたノート ※レストラン前に装甲車@現実 が駐車しています。鍵はすでに入っている状態です ※多種多様な火器が装甲車の周囲に散逸しています(全て人間が所持して使用するタイプのものです) ※アーカードがいるビル屋上、および左右2棟に量産型フェイトが変身する仮面ライダーオーディンが100体います。 【ミラーワールドについて】 カードデッキによって鏡(景色を反射するもの)から出入りできる異世界。その中に生物はなく、現実世界側の被害は受けず、またミラーワールド側の被害も影響しない。カードデッキを持つ者は鏡越しに出来事を見ることが出来る。 以下、本バトルロワイヤルにおける制限 ・ミラーワールドにいる参加者は、カードデッキ系仮面ライダーを装着していない場合、12時間後に消滅します ※ミラーワールドから脱出すると、あらゆる変身状態は解除されます 【ミラーワールドサバイバル戦・現在の状況】 対戦カードa:キースレッドvsアレックス ※ARMS同士のタイマン勝負。どちらも被害を増やしやすい武器の為、余波が他の戦いに影響する? 対戦カードb:ジョーカー(相川)vsギラファ(金居)vs魔王ゼロ(キング) ※同郷の三つ巴戦。キングはゼロを演じており、この場にいる参加者には正体が知れていないのがミソ 対戦カードc:カブト(天道)vs聖王ヴィヴィオ ※豪快に誤解で始まった戦い。天道の説得力次第ではヴィヴィオと協力する事が可能かも? 対戦カードd:アーカードvsリニス&量産型フェイト2~5号体 ※遂に始まった参加者と主催側の戦闘。主催側の武装は協力だが、殺意がないのが逆転の秘訣? 対戦カードe:王蛇(浅倉)&ジェノサイダーAvsキックホッパー(かがみ)vs“雷神”エネル ※2対1対1の変則戦。王蛇とジェノサイダーAに対してかがみとエネルは協力していないのがミソ ※ミラーワールド内部からの離脱手段 ・カードデッキ(王蛇)…浅倉威が使用中 ・カードデッキ(ベルデ・ブランク体)…浅倉威が所持中 ・主催仕様カードデッキ(オーディン)…量産型フェイトが使用中 ・専用の転移魔法…ミラーワールドではリニスのみが使用可能 【ミラーワールド生存者 残り12人と1匹と1種(合計100体)】 Back 13人の超新星(6) 時系列順で読む Next ひとつ分の陽だまりに ふたつはちょっと入れない 投下順で読む Next ひとつ分の陽だまりに ふたつはちょっと入れない 浅倉威 Next D.C. ~ダ・カーポ~ SURVIVE 柊かがみ Next D.C. ~ダ・カーポ~ SURVIVE エネル Next D.C. ~ダ・カーポ~ SURVIVE 新庄・運切 Next D.C. ~ダ・カーポ~ SURVIVE キース・レッド Next D.C. ~ダ・カーポ~ SURVIVE アレックス Next D.C. ~ダ・カーポ~ SURVIVE 相川始 Next D.C. ~ダ・カーポ~ SURVIVE 金居 Next D.C. ~ダ・カーポ~ SURVIVE ヴィータ Next D.C. ~ダ・カーポ~ SURVIVE キング Next D.C. ~ダ・カーポ~ SURVIVE ヴィヴィオ Next D.C. ~ダ・カーポ~ SURVIVE 天道総司 Next D.C. ~ダ・カーポ~ SURVIVE 高町なのは(StS) Next D.C. ~ダ・カーポ~ SURVIVE アーカード Next D.C. ~ダ・カーポ~ SURVIVE 柊つかさ GAME OVER 万丈目準 GAME OVER プレシア・テスタロッサ Next D.C. ~ダ・カーポ~ SURVIVE リニス Next D.C. ~ダ・カーポ~ SURVIVE
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前ページ次ページ魔法少女リリカルルイズ ゴーレムの右腕から音を立てて火矢が飛び出す。 ねらいはシルフィード。それに、その背中に乗っているタバサ、キュルケ、ルイズ、ユーノの4人。 「少し右」 きゅい。 シルフィードは体を少し傾けて、火矢がうまく追ってこられるように進路を変えてやった。 「ねえ、タバサ。この方法、やっぱり無理があるわよ」 キュルケは風にばたつく髪を押さえている。 「大丈夫」 「でもね、あの火矢をおびき寄せてゴーレムに当てるなんて無理がありすぎるわ。フレイム・ボールも敵を追いかけるけど、使ったメイジに当てるなんてできないのよ」 「フレイム・ボールとは違う」 タバサは横目で火矢が地面をえぐった後を見る。 「追いかけるという性能では、火矢はフレイム・ボールよりずっと下。だからできる」 「それはよくても……タバサ!後ろ後ろ!」 キュルケの後ろには呪文を唱えるルイズ──ではなく、リリカルイズ──と彼女が落ちないように支えているユーノがいる。 さらにシルフィードの尻尾の向こうでは火矢が急速に距離を詰めつつある。 「あなたのシルフィードの方が遅いのよ!追いつかれる!」 「大丈夫」 タバサは小さく呪文を唱え体をねじりながら杖を後ろに降る。 空気に空気をたたきつけるエアハンマー特有の音がキュルケの耳を打つ。 きゅいっ。きゅきゅいっ。 音と同時にシルフィードは急加速。 青い風になったシルフィードは火矢との距離が開げた。 「ねえ、さっきのエアハンマー。何に使ったの?」 タバサは答えない。 ただ、そのときのシルフィードは涙目になっているようにキュルケには見えた。 「あなたも大変ね」 きゅい。 今度は風竜の瞳がきらりと光る。 キュルケはシルフィードが訴えかける目をしているような気がした。 暴走するジュエルシードはさらなる魔力を放出する。 それはゴーレムにさらなる力を与え、変異を促した。 さらに数発の砲撃の後にゴーレムは動きを止める。 キュルケがいぶかしんで見下ろすとゴーレムの胴体がぼろぼろと崩れ出した。 「あら、終わり?」 そうではない。 崩れたのはゴーレムの表面だけ。 その下からはハリネズミのの針ように胴体を埋め尽くす無数の砲身が姿を現す。 「ちょっと!何よ、あれ!」 「ちょうどいい」 あわてるキュルケとは反対にタバサはいつもと変わらない。 シルフィードに命じて少し降下し、羽を左右に振らせる。 「挑発してどうするのよ!」 「まだ火矢が足りない」 「ええっ!?」 ゴーレムの視線が上を向き、砲身のついた腕を上げる。 「嘘……でしょ?」 キュルケの顔が引きつった。 ルイズはキュルケとは別のことを考えていた。 ゴーレムの右腕は自分たちに向いている。 でも胴体にある無数の砲身は全てがルイズたちを狙っているわけではない。 いくつもの砲身が品評会会場を向いている。 ──あそこには姫さまが ルイズは叫ぶ。 「ユーノ!急いで!姫さまを守って!」 ユーノが口を開こうとする。 何を言いたいかはだいたいわかる。ルイズはそれを視線で押さえた。 ユーノにはそれで通じた。 「わかった。アンリエッタ王女はきっと守るよ」 ユーノはシルフィードの背中からふわりと離れる。 「キュルケさん。お願いします」 「え?ちょっと、待ちなさいよ!」 あわててキュルケはユーノに変わってルイズを支えた。 ユーノは会場に向けて飛ぶ。 その下でゴーレムが不気味な音をあげていた。 ゴーレムが爆発した。 実際には全ての砲身より無数の火矢が同時に放たれたのだが、火を噴き轟音を上げる様はそうとしか見えない。 発射音は遙か遠くまで響く。学院の塔はふるえ、ガラスも割れて崩れ落ちる。 火矢の多くはシルフィードに殺到し、あるものは全く別の方向に飛ぶ。 その内、品評会会場に飛んだ火矢の数は決して少なくはなかった。 空を飛ぶユーノの下を火矢が次々に追い越していく。 会場まではもう、あと少しもない。 この後に来る惨劇を予想してユーノの顔が曇る。 「相棒。俺だ。俺を抜け。ちったぁ助けになるはずだ」 叫ぶ背中のデルフリンガーに手をかける。 鞘から刀身が抜けきった時に視界が変わった。 ロケット弾がゆっくり飛んでいる。 ユーノにはそう見えた。 なら簡単に追い越せる。 「どうするんだ?相棒」 「全部止めるよ!」 デルフリンガーの切っ先にシールドを展開。 ロケット弾の前に立ち、受け止める。直後に爆発。 その圧力を利用して方向を変えた。 「こんどは、あれ!」 次に前に出ているロケット弾の前に飛ぶ。 普段ならできるはずのない判断が瞬時にできる。 ユーノはそれに従い、空を舞い踊る。 ロケット弾が一つ一つ、順番に爆発の中に消えていった。 ゴーレムが出現してからアンリエッタが下した命令はただ一つだけだった。 「皆さんを安全なところに!」 その一言で彼女の近衛隊は動いてくれた。 空に起こる爆発にも動じないのは日頃の訓練のせいだろうか。 だが、そんな訓練をしていないアンリエッタもここから逃げ出す気にはなれなかった。 この国の王女としてだけではない。 空で戦う白い服の少女。 その桃色のブロンドを見てアンリエッタは確信した。 「ルイズ……」 ルイズがあそこで学院の守るために戦っている。 なら自分がなぜここから逃げられるのか。 そのアンリエッタに火矢──アンリエッタはロケット弾という言葉を知らない──が迫る。 アンリエッタは恐怖した。 火矢の威力は先に爆発した地面でわかる。 走ってもフライでも逃げられる速さではない。 その場で立ちつくし動けなくなる。 目を見開くアンリエッタの前に、空から落ちてくるような速さで誰かが降り立った。 背丈より長い剣を手にした少年のメイジだ。 少年は魔法陣を先に灯した剣を火矢に向ける。 「あ……」 止める暇もない。 火矢は魔法陣にぶつかり爆発する。 にもかかわらず爆風も熱風も魔方陣に阻まれアンリエッタを襲うことはなかった。 「早く逃げてください。アンリエッタ王女!」 少年の強い言葉にアンリエッタは背を押される。 「わかりました。ご武運を」 会場の生徒はほとんど避難している。 アンリエッタは近衛の騎士に手を引かれ、生徒たちを追った。 「チェーンバインド!」 振り返ると地面に描かれた魔法陣から、しなやかに舞い踊る光の鎖が火矢の行く手を遮った。 光の鎖は火矢をその踊りの中へと引き込む。 囚われの火矢はその中で、引き絞られ、くびれ、自らを火炎と変えていった。 前ページ次ページ魔法少女リリカルルイズ
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Revolution ◆LuuKRM2PEg 天の輝きは、次第に増していた。 地平線の彼方より昇っていく、太陽によって。 それでも、未だに風は冷たかった。 時刻はまだ早朝。 薄暗さの残る空には、星が煌めきを放っている。 肌寒い空気をその身に浴びながら、天道総司は歩いていた。 つい先程響いた、轟音の正体を突き止めるため。 位置から考えるに、スカリエッティのアジト付近だろう。 やはり、自分がいない間に何か一悶着が起こった可能性が高い。 高町なのはと八神はやては、険悪な雰囲気を放っていた。 むしろ起きないのがおかしいかもしれない。 その可能性を危惧した天道は、歩くスピードを速める。 一刻も早く、仲間達と合流するために。 「…………ん?」 その最中、彼は足を止めた。 何処からともなく、音が聞こえたため。 それは乗り物が動いているように、鈍かった。 鼓膜が刺激され、天道は反射的に振り向く。 すると目の前からは、黒と銀の二色に輝く巨大なマシンが、こちらに近づいていた。 「何ッ!?」 天道は目を見開く。 現れた機械は、エンジン音を鳴らしながら凄まじい勢いで接近していた。 それは彼の世界に存在する企業、スマートブレインが生み出したジェットスライガーと呼ばれるマシン。 しかし、天道がそれを知る術はない。 ジェットスライガーは、地面を抉りながら近づいてくる。 目前にまで迫った途端、その動きを止めた。 反射的に天道は構えを取る。 すると、ジェットスライガーの影から青髪の少女が姿を現した。 アジトに向かう前に合流した高町なのはの弟子、スバル・ナカジマ。 「天道さん!?」 「ナカジマ…………無事だったか」 「はい、あたしは大丈夫です!」 現れたスバルはジェットスライガーから降りると、力強く答える。 小柄な身体には、生傷がいくつか見られた。 しかしこの様子を見る限り、問題はないと思われる。 「他の奴らはどうした?」 天道は、疑問を口にした。 アジトの前に集まっていた仲間達が、他に誰もいない。 その直後、スバルの表情は曇る。 暗い顔をしながら、彼女は口を開こうとした。 「えっと、その……」 「スバル、天道さんっ!」 だが、スバルの言葉は遮られる。 上空から突然、声が聞こえたため。 それに反応して、天道とスバルは上を向く。 空からは、ドレスのような純白の衣装を纏った、高町なのはが降りてきた。 彼女の左手には、先端に真紅の宝石が付けられた黄金の杖、レイジングハートが握られている。 「良かった…………二人とも無事で」 「なのはさん…………!」 現れたなのはを見て、スバルは安堵の表情を浮かべた。 八神はやてを止めようとした恩師が、無事に戻ってきてくれたことに対して。 だがその直後、彼女の表情は再び暗くなる。 「…………なのはさん、天道さん。お話があるんです」 そこから、スバルは全てを告げた。 自分が柊かがみを止められなかったことを。 はやては彼女に殺されてしまったことを。 そして、かがみがジェットスライガーを初めとした支給品を、自分に託したことを。 それを聞いた天道となのはもまた、表情を暗くする。 瀕死の重傷を負ったかがみを助けて、生きる気力を取り戻させた。 だが、はやての凶行を止めることが出来ずに、こんな結果となってしまう。 しかし二人は、悲しみに沈むことはしなかった。 ここで倒れては、死んだ者達に手向けが出来ない。 スバルの話を終えた後、なのはは天道に話した。 彼が遠くに吹き飛ばされた間に、アジトで起こった悲劇を。 はやてがヴァッシュ・ザ・スタンピードや泉こなたを殺して、かがみを襲おうとした事。 その間に、ユーノ・スクライアがヴィヴィオを連れてE-7地点に避難した事。 「……なるほどな」 天道は頷く。 続くように彼も、自分に起こった出来事を話した。 キングやアンジール・ヒューレーと、戦いを繰り広げた事。 その最中に、捕らわれたフリードリヒを解放した事。 突然現れた謎のアンデットが、キングを連れ去った事。 キングの裏切りを受けたアンジールが、殺されてしまった事。 そして、キングは未だ自分達に襲いかかる可能性がある事。 戦いの余波によって、外すことが出来た正確無比の爆弾。 全てを伝えた後、なのははスバルにリボルバーナックルを渡した。 はやてとの戦いの末で取り戻した、スバルの母であるクイント・ナカジマの遺品。 それがようやく二つとも取り戻したことで、スバルは力が沸き上がっていく気分を感じた。 しかし、感慨に浸ることは出来ない。 「そういえば、なのはさんに天道さん。首輪は…………?」 スバルは気づいていた。 天道となのはの首に、首輪が巻かれていないことに。 何故爆発しなかったのかは、当の二人も詳しくは知らなかった。 しかし壊しても何も起こらないことを、天道となのははスバルに伝える。 恐る恐る、スバルも首輪に手を掛けた。 渾身の力を込めて外したが、何も起こらない。 「どうして……?」 スバルは疑問の声を漏らす。 今までこれを解除するために奮闘していたのに、こんなあっさりと外れるなんて。 一体、自分達の苦労は何だったのか。 ルルーシュは、必死になって苦労したのに。 みんなは、こんな物に命を縛られていたのか。 そう思った瞬間、スバルの中で怒りが沸き上がってくる。 しかし、彼女はそれを抑えた。 激情に惑わされて、冷静さを欠くようなことはあってはならない。 「あたし達は……こんな物に縛られてたなんて」 「憤りを感じている場合ではない、今は残った二人との合流が先決だ」 「…………そうですね」 天道の言葉に、スバルは頷いた。 泉こなたや柊かがみ、そして自分に思いを託したティアナ・ランスターやギンガ・ナカジマや相川始。 そしてこんな戦いの犠牲にされた、たくさんの人達。 みんなの無念を晴らすなら、やるべき事は何か。 そう、主催者を倒して生きてここから脱出すること。 みんなも、それを願っているはずだから。 「ところで、あいつはどうした? お前達の所に向かっていた筈だが」 「フリードですか? あたしは知りませんけど……なのはさんは?」 「いや、私の所にも来てないけど…………」 なのはとスバルは、首を横に振る。 フリードはキングの元から解放した後、アジトに向かわせたはずだった。 それなのに、二人とも知らないと言う。 (まさか、戦いに巻き込まれた……いや、それはないだろう) 真っ先に思い浮かんだ最悪の可能性を、天道は否定した。 フリードはそれなりの知性を持つ龍。 ならば、危機を察してからそれを回避することも出来るはず。 もしくは、残ったユーノと合流を果たしたか。 それならば、二人が見ていなくても仕方がない。 「もしかしたら、他の二人と合流しているかもしれない。急ぐぞ、こうなった以上体勢を整えるべきだ」 天道の言葉に、なのはとスバルは頷く。 そのまま三人は、ユーノとヴィヴィオが待つE-7地点に向かった。 ◆ E-7地点。 ユーノ・スクライアは、ヴィヴィオやフリードリヒと一緒に待ち続けていた。 はやての攻撃によって散り散りとなった、なのは達を。 このデスゲームに、タイムリミットが迫っている可能性がある。 しかし、自分達だけではどうしようもない。 今できることは、みんなの到着を待つことだ。 「あれは……?」 そんな中、ユーノは気づく。 目の前から、巨大なシルエットが近づいてくるのを。 見てみると、何かの乗り物に見えた。 その機体はユーノの前で止まる。 そして、運転席から現れた人物を見て、ユーノは驚愕した。 そこにいたのは、アジトの前で合流した二人。 天道総司とスバル・ナカジマだった。 彼らに続くように、バリアジャケットを展開した高町なのはも、空から現れる。 三人の顔を見て、ユーノは安堵の表情を浮かべた。 「なのは…………良かった、みんな無事だったんだね」 「心配かけてごめんね。ユーノ君、ヴィヴィオ」 「なのはママっ……!」 なのはの胸に、ヴィヴィオは飛び込む。 血に濡れた服を纏った少女を、母は受け止めた。 そして、ヴィヴィオの小さな背中を、なのはは両腕で包み込む。 「会いたかった…………会いたかったよ、ママ」 「うん…………ママも、ヴィヴィオに会いたかったよ」 母と娘は、ようやく再会を果たした。 狂気のデスゲームによって、離れ離れとなった親子。 涙を流し続けるヴィヴィオを、なのはは笑顔を浮かべながらゆっくりと抱きしめる。 それは、殺し合いと言う現状を忘れさせてしまうほど、暖かかった。 抱擁を交わしているなのはとヴィヴィオを、他の三人は見守っている。 天道は安堵の目線を向け、ユーノとスバルは柔らかい笑顔を浮かべていた。 ◆ 集結した一同は、崩壊した車庫の前で会話を始めた。 天道、なのは、スバルの三人が繰り広げた戦いとその結果。 ユーノが訪れた場所に仕掛けられた罠。 このデスゲームに架せられた、タイムリミットの仮説。 未だ自分達に牙を向ける可能性がある、二体の怪物。 キングと、ギラファノコギリクワガタを模した謎のアンデッド。 なのはとスバルは、それが金居である可能性があると語った。 なのはは金居を、まだ戦いに乗っていた頃のかがみから、自分を助けてくれた人物と言う。 スバルは金居を、はやてと共に行動していた、謎の人物と言う。 一見すると、友好的に見えるかもしれない。 しかし、その内面は未だ知ることが出来なかった。 いずれにせよ、キングだけでなく金居に対しても何かしらの警戒をしなければならない。 一同は、そう結論を付けた。 「…………たくさんの人が、犠牲にされたんですね」 暗い表情を浮かべながら、スバルは不意に呟く。 六十人もの参加者が、既にもう七人しか残っていない。 その内二人が、危険人物の可能性がある。 同じ世界から連れてこられた恩師や親友達、そしてこの地で出会った人々。 ほとんどが、死んでしまった。 「もう、残った時間もそんなに無い…………」 支給された時計を、ユーノは見つめる。 その針は、既に五時を超えていた。 推測していたタイムリミットを超えるまで、もう一時間もない。 それでもユーノは決して、絶望することはしなかった。 例え、未来を迎えられる可能性が低いとしても、最後まで希望を捨てることはしない。 「なのはママ…………」 「…………大丈夫だよヴィヴィオ、ママがついてるから」 怯えているヴィヴィオを、なのはは優しく励ます。 二人はそれぞれ、後悔を抱いていた。 ヴィヴィオは、なのはやスバルを裏切ってこんな殺し合いに乗ってしまい、キャロ・ル・ルシエの死体を滅茶苦茶にした事。 それだけではなく、なのはと一緒にいた天道を襲ってしまった事。 なのはは、はやてやかがみを助けることが出来なかった事。 そして、たくさんの人を助けられなかった事。 それでも二人は、後悔に支配されなかった。 ここで立ち止まっても、何もならない。 真にやるべき事は、過ちを二度と繰り返さないと決意して、前を向くこと。 「…………」 残された仲間達の顔を、天道は見つめた。 この狂ったゲームに集められて、様々な悲劇に巻き込まれる。 しかし誰一人として、途中で屈することはしなかった。 そしてこれからも、倒れることはない。 いや、自分がさせない。 例え主催者が、どんな罠を仕掛けていようとも、必ず打ち破ってみせる。 ここにいる全員、誰一人として欠けるようなことは、これ以上絶対にあってはならない。 キングのよって殺された、アンジール・ヒューレーにもそう誓ったのだから。 「あ、そういえばみんな。もう一つだけ、言いたいことがあるんだ」 ユーノは、アジトの前ではやてと出会った際に聞いたことを話す。 この会場の中央に位置するエリア、E-5。 既に禁止エリアとなったそこは、参加者の望む場所に転送する魔法陣が存在するらしい。 それを使えば、脱出が出来るのではないか。 理由は首輪から解放されたため。 恐らくその魔法陣は、首輪が存在する限りは脱出に使うことが出来ない。 首輪は参加者だけではなく魔法陣も制限して、会場内の転送だけに効果を留めている。 そうでなければ、参加者に反逆されてしまうため。 だが、全員の首輪が解除された今ならそれを使って、何かが出来るのではないか。 そうユーノは語る。 しかし、可能性としてはあまりにも低かった。 そこにある転送魔法陣が、まだ残っているとは限らない。 仮にあったとしても、それが脱出に繋がるかどうかも不確定。 そもそも主催者が、参加者を助けるようなことがするはずがない。 それに首輪が外された今となっては、何か危険な罠も仕掛けられているはず。 だがこのまままごついていても、死を待つしかできない。 そうなるなら、例えリスクが大きいとしても最後の最後まで足掻くべきだ。 「正直、分が悪いけど…………他に方法が無いんだ」 「ならば、やるしかないか」 ユーノの提案を、天道は受け入れる。 他の三人も、それに頷いた。 これで、ようやく彼らの行動方針が決まる。 まず、禁止エリアとなったE-5地点に行って、魔法陣を探すこと。 ただし、キングと金居にも充分に警戒を向けなければならない。 この状況では、彼らが結託して自分に牙を向ける可能性も充分にあるからだ。 「一つだけ言おう」 全てが決まった直後、天道は口を開く。 彼の瞳には、確固たる意志と強さが感じ取れた。 そこに映るのは、残った仲間達。 高町なのは。 ユーノ・スクライア。 スバル・ナカジマ。 ヴィヴィオ。 フリードリヒ。 誰一人として視界から欠かすことなく、真っ直ぐな視線で見つめながら天道総司が言葉を続けた。 「一度しか言わない…………例え世界がどんな暗闇に包まれていようとも、太陽は必ず昇る。人の道を歩む限り、明日は訪れる」 天道は一語だろうと欠かさずに、言動に力を込める。 これは、おばあちゃんの言葉ではない。 天道自身が語る言葉だった。 彼の言葉を、全員はしっかりと耳にしていた。 「これ以上、誰一人として死なせない…………いいな!」 天道は静かに、それでいて大声で語る。 「わかりました!」 なのはは頷く。 「そうですね!」 ユーノは頷く。 「はい!」 スバルは頷く。 「うん!」 ヴィヴィオは頷く。 「キュ~!」 フリードは頷く。 『『Yes!』』 レイジングハートとバルディッシュは、了承の合図としてその身体を輝かせる。 狂気の戦場に放り込まれ、生き残った者達。 ここにいる全員は皆、意志を持っていた。 絶対に、こんな不条理な戦いの犠牲にはならない。 そして散っていった者達の為に、前を進む。 揺るぎない思いが、彼らを動かす力となっていた。 ◆ それからなのははケリュケイオンを使って、龍魂召喚を行った。 フリードを巨大化させて、ユーノとヴィヴィオを自分達に追いつかせるために。 その提案には、フリードもあっさりと受け入れた。 今はタイムリミットが迫っている。故に、急がなければならない。 残る天道とスバルは、ジェットスライガーを上手く二人乗りして、空を飛んでいる三人に並んだ。 なのははバリアジャケットを展開して。 ユーノとヴィヴィオはフリードの上に乗って。 天道とスバルはジェットスライガーを操作して。 それぞれE-5地点を目指した。 この戦いに残された時間は、もう一時間を切っている。 果たして、如何なる結末を迎えるのか。 革命(レボリューション)の時は、訪れるのか。 それは、誰にも分からない。 【2日目 早朝】 【現在地 E-7】 【全体備考】 ※まず、E-5地点に向かって脱出の手がかりを探そうと考えています。 ※何かの罠があるかもしれない、と警戒しています。 ※キングと金居を警戒しています。 ※情報交換を交わしました。 【天道総司@魔法少女リリカルなのは マスカレード】 【状態】疲労(小)、全身にダメージ(小) 【装備】ライダーベルト(カブト)&カブトゼクター@魔法少女リリカルなのは マスカレード、パーフェクトゼクター@魔法少女リリカルなのは マスカレード 【道具】アンジールの羽根@魔法少女リリカルなのはStrikerS 片翼の天使 【思考】 基本:出来る限り全ての命を救い、帰還する。 1.ここにいる全員を先導して、アルハザードから脱出する。 2.主催側に警戒。 【備考】 ※放送の異変から主催側に何かが起こりプレシアが退場した可能性を考えています。 ※首輪を外したので、制限からある程度解放されました。 ※ハイパーフォームになれないので、通常形態でパーフェクトゼクターの必殺技を使うと反動が来ます。 【高町なのは@魔法少女リリカルなのはStrikerS】 【状態】全身にダメージ(小)、疲労(中)、魔力消費(中)、首筋に擦り傷、バリアジャケット展開中 【装備】とがめの着物(上着無し、ボロボロ)@小話メドレー、すずかのヘアバンド@魔法少女リリカルなのは、レイジングハート・エクセリオン(0/6)@魔法少女リリカルなのはStrikerS 、ケリュケイオン@魔法少女リリカルなのはStrikerS 【道具】支給品一式×2、ホテル従業員の制服 【思考】 基本:誰も犠牲にせず極力多数の仲間と脱出する。 1.これ以上誰も死なせずに、脱出する。 【備考】 ※キングは最悪の相手だと判断しています。また金居に関しても危険人物である可能性を考えています。 ※放送の異変から主催側に何かが起こりプレシアが退場した可能性を考えています。 ※首輪を外したので、制限からある程度解放されました。 【ユーノ・スクライア@L change the world after story】 【状態】全身に擦り傷、疲労(小)、魔力消費(中)、強い決意 【装備】バルディッシュ・アサルト(スタンバイフォーム、4/6)@魔法少女リリカルなのはStrikerS 【道具】支給品一式×2(内1つ食料無し)、ガオーブレス(ウィルナイフ無し)@フェレットゾンダー出現!、双眼鏡@仮面ライダーリリカル龍騎、ブレンヒルトの絵@なのは×終わクロ、浴衣(帯びなし)、セロハンテープ、分解済みの首輪(矢車、ユーノ、ヴィヴィオ、フリードリヒ)、首輪について考えた書類 【思考】 基本:なのはの支えになる。ジュエルシードを回収する。フィールドを覆う結界の破壊。 1.ここにいる全員を何としても支えて、脱出する。 2.ヴィヴィオを守る。 3.ジュエルシード、レリックの探索。 4.E-5地点の転送魔法陣を調べ、脱出方法を模索する。 5.ここから脱出したらブレンヒルトの手伝いをする。 【備考】 ※首輪を外したので、制限からある程度解放されました。 ※プレシアが退場した可能性に気付きました。同時にこのデスゲームのタイムリミットが2日目6時前後だと考えています。 【スバル・ナカジマ@魔法少女リリカルなのはStrikerS】 【状態】疲労(小)、魔力消費(小)、全身ダメージ(小)、悲しみとそれ以上の決意、バリアジャケット展開中 【装備】リボルバーナックル(右手用、0/6)@魔法少女リリカルなのはStrikerS 、リボルバーナックル(左手用、6/6)@魔法少女リリカルなのはStrikerS、ジェットエッジ@魔法少女リリカルなのはStrikerS、レヴァンティン(0/3)@魔法少女リリカルなのはStrikerS、 スバルの指環@コードギアス 反目のスバル、クロスミラージュ(破損)@魔法少女リリカルなのはStrikerS、治療の神 ディアン・ケト@リリカル遊戯王GX ラウズカード(ジョーカー、ハートの2)@魔法少女リリカルなのは マスカレード、ジェットスライガー(ミサイル残弾数0)@魔法少女リリカルなのは マスカレード、ボーナス支給品(確認済、回復アイテムではない) 【道具】なし 【思考】 基本:殺し合いを止める。できる限り相手を殺さない。 1.ここにいる全員と一緒に、脱出する。 【備考】 ※金居とキングを警戒しています。 ※首輪を外したので、制限からある程度解放されました。 【ヴィヴィオ@魔法少女リリカルなのはStrikerS】 【状態】リンカーコア消失、疲労(小)、肉体内部にダメージ(小)、血塗れ 【装備】フェルの衣装、フリードリヒ(首輪無し)@魔法少女リリカルなのはStrikerS 【道具】なし 【思考】 基本:みんなの為にももう少しがんばってみる。 1.みんなと一緒に、生きて帰る。 【備考】 ※浅倉威は矢車想(名前は知らない)から自分を守ったヒーローだと思っています。 ※矢車とエネル(名前は知らない)を危険視しています。 ※ゼロはルルーシュではなく天道だと考えています。 ※首輪を外したので、制限からある程度解放されました。 ※天道に対する誤解を解きました。 Back Masquerade 時系列順で読む Next Uを目指して/世界が終わる前に Back Masquerade 投下順で読む Next Uを目指して/世界が終わる前に Back Masquerade 天道総司 Next Round ZERO~AMBITION SECRET(前編) Back 抱えしP/DAYBREAK S BELL 高町なのは(StS) Next Round ZERO~AMBITION SECRET(前編) Back S少年の事件簿/フリードの来訪にヴィヴィオの涙 ユーノ・スクライア Next Round ZERO~AMBITION SECRET(前編) Back 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